古いポジフィルムを処分しました
デジタルに移行する前まで撮影していたポジフィルムを廃棄しました。
雑誌などに掲載された写真は、出版社が保存していますが、それ以外の写真は、カメラマンに返却されてきます。
デジタルならいいものだけ選べばよいのですが、フィルムで撮影すると、いいカットの前後には必ずBカットが生まれます。
何かで必要になるかもしれないので、今まで保存してきましたが、もういいだろうと思い一気に処分しました。
ポジを取り出して見てみると当時の思い出が蘇り、楽しいというか、しんどかったというか、そんな思いを楽しむ時間が延々と過ぎていきました。
撮影したことも忘れているポジフィルムもあったのが意外でした。井上はファインダーで見た光景は全て覚えていると思っていたのですが、忘れている光景もあったのです。印象の強さの違いなのか、理由は分かりません。
何千本もあるポジフィルムの束を見ていると、自分の人生を見ているようで、何か重いものを感じました。
10数年前にモノクロの現像・引き伸ばし機などを処分した時に、モノクロのネガも一緒に処分しました。この時も膨大なネガフィルムを処分したのを思い出しました。
井上が撮影した手に持てる写真って、これでほとんど無くなってしまったのだと実感しました。今では、ハードディスクにあるデジタル信号だけで、モニターとPCがないと見れない写真ばかりになりました。そう実感すると、ちょっと感傷的になっています。
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