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ライトボックスをジモティーに出品しました

先日、デジタルに移行する前まで撮影していたポジフィルムを大量に廃棄しました。
その時に押入れにしまい込んだライトボックスがあるのを思い出しました。堀内カラーのプロ用ライトボックス「イルミックス(ILLUMIX)Ⅰ型」という製品で、確か4万円弱した高価なものです。
1988年に蛍光灯を交換した記録が製品裏のラベルに記載してあり、ボールペンのインクもかすれていて、何とか判読できるような感じで、20年という歳月を感じさせます。
コードをコンセントに差し込んでスイッチを入れると、当たり前のように点灯しました。いとも簡単に蘇ったという感じです。

点灯させたライトボックス

点灯させたライトボックス

現像の上がったポジフィルムをこのライトボックスで、背を丸めながらルーペを使いチェックして、いいカットにダーマト(赤鉛筆の太いやつ)で丸印を付けていたのを思い出します。

プロは、同じカットを何枚(何十枚にもなることがある)も撮影して、その中から最良のカットを選択します。「下手な鉄砲数うちゃ当たる」という格言を地で行っています。また、違う言い方をすると、写真とは意図や基準に従って、数多く撮影したものの中から選択する技術でもあると言えます。

チェックしている時に、撮影時のシャッタータイミングの失敗、構図・アングル、露出の考え不足を発見したりして、ゾーーっとして背筋が寒くなり、冷や汗をかくことが多々ありました。
滅多にないことですが、「ドンピシャ!!」、「意図したとおり!!」というような写真を確認すると、自然と笑みがこぼれます。ポジチェックはできるだけ、一人だけで作業したかったのも思い出されます。

今はモニター前でマウスを使って同じような作業をやっていますが、背を丸めてルーペで凝視するという方が写真を大事に扱っているような気がします。物理的なモノがあることと懐かしさのせいかもしれませんが・・・。

ジモティーに出品したライトボックスのURL
0円で出品していますので、よければ貰ってください。

古いポジフィルムを処分しました

デジタルに移行する前まで撮影していたポジフィルムを廃棄しました。

捨てる前のポジフィルムの束

捨てる前のポジフィルムの束

雑誌などに掲載された写真は、出版社が保存していますが、それ以外の写真は、カメラマンに返却されてきます。返さない出版社もありますが・・・。
デジタルならいいものだけ選べばよいのですが、フィルムで撮影すると、いいカットの前後には必ずBカットが生まれます。
何かで必要になるかもしれないので、今まで保存してきましたが、もういいだろうと思い一気に処分しました。
ポジを取り出して見てみると当時の思い出が蘇り、苦労したとか、楽しかったとか、辛かったとか・・・、そんな思い出を楽しむ時間が延々と過ぎていきました。
撮影したことも忘れているポジフィルムもあったのが意外でした。井上はファインダーで見た光景は全て覚えていると思っていたのですが、忘れている光景もあったのです。印象の強さの違いなのか、理由は分かりません。
何千本もあるポジフィルムの束を見ていると、自分の人生を見ているようで、何か重いものを感じました。

10数年前にモノクロ(白黒写真)の現像用品・引き伸ばし機などを処分した時に、モノクロのネガも一緒に処分しました。この時も膨大なネガフィルムを処分したことを思い出しました。あの時は、フィルムからデジタルへの移行を実感した瞬間でもありました。「時代が変わった」という実感です。

井上が撮影した手に持てる写真って、これでほとんど無くなってしまったのだと感じました。今では、ハードディスクにあるデジタル信号だけで、モニターがないと見れない写真ばかりです。そう考えると、年のせいかちょっと感傷的になっています。